終わりのない。
コンです。
仕事とは。とかいう話になると正解なんてないのに、心に秘めた思いを隠せないでいる。頑張ることなんて誰にでもできて、成果を出すことも割とできて。自分の仕事は、仕事でも作業でもないところにあって。信念だ。そんな思いでやってきたらスピード出世と呼ばれるような社員になった。何ができるわけでもない僕は、ただそれを受け取ってくれる人と出会えた運の良さで、これまでやってきたのだ。
それが今、崩れた。
終わり。それを迎えようとしている。どんな終わり方でも別に良くて、でもこれまでお世話になった恩を仇で返すようなことは簡単にはできない。
どこへ行っても、自分の求める仕事があるか、その仕事の真髄を見られるかはわからない。見たい気持ちと、見てしまった先にもう何もないかもしれない不安と。そんな気分の混合。
きっと、終わりはないのだな。何をしても、誰としても、どこでしても。それを一生追いかけたいと言えるほど不自由ではないし、目に映る楽しそうなことばかり追いかけていけるほど自由でもない。
そこに終わりはないかもしれない不安と、終わらないで欲しい気持ちと。全てはそうなのかもしれない。
終わればまた始まるから。しがみつかない。失くすのが嫌だから何も捨てられなかった僕は、初めて大切なものを捨てて。
終わりにするんだ。
コン