それは人生において役目を終えたものだ。
コンです。
珍しくメンタルは安定している。どいつもこいつも憎らしかった自分は影を潜めている。理由はよくわからない。
決してコンディションが良いわけではない。腹立たしいことも腐るほどある。それでも、何もかもを嫌になってはいない今日。
周りがやらない、できないという事実を嫌に思う必要はないのだ。優秀であればあるほど、周りの粗が見える。それは優秀だからであって、何も嘆くことではないのだ。
こんなことを書いてて、寝てしまって。実は日を跨いでいる。そして今日、昨日とは打って変わって最悪の気分だ。何がかはわからないが、腹立たしいのだ。笑えてくる。やはり仕事が鬼門で。とにかく早く辞意表明をする。来月20日がXデー。それまで、何とか過ごす。
6年前、自分のような存在が確かに会社に必要だった。今はもう、専門家が数人いればいい。要らなくなった。それだけの話だ。淘汰。それが自然の摂理だから、何も悲しく、悔しく思う必要はないのだ。今回は会社から淘汰されたのが自分だっただけだ。そこから必要なくなったのだ。その逆に、自分の手から溢れていったものは、いつもその時の自分に必要なくなったものだった。だから自分にも今の会社は必要なくなったものなんだと思う。
それを悲しいと思うのは、使いもしないおもちゃを捨てられない子供と同じだ。
とはいえ、思い出深いものを失いたくないのは人間の、とまではいかなくとも自分の性なので。悲しい。ん?悲しいんだろうか。悔しいんだろうか。
苦労も、苦悩も、努力も、我慢も。誰にも伝わってなかった。それだけだ。悲しくも悔しくもないな。後ろも下も向いても意味ない。前だけ向く。
やはりどう考えても。自分が失くしたものは、その時の自分に必要なかったものだった気がしてならない。本当に好きだった人も、大切だった時間も。役目を終えたのだ。新しいものを掴めと、運命が言っている。見えない手を広げて。悲しい顔をして。
コン