スタートライン。
コンです。
何事にも一生懸命だった。1つのことを真剣に考えて、真摯に取り組んで、悩んで。それだけが取り柄で、それしかなかった。決して悪いことではなかったかもしれないけれど、不器用だった。一生懸命やることだけが正しいとは限らないのに。
熱量に違いがあった。温度差。それは人から見れば鬱陶しいことだったかもしれないな。それを客観的に見られるようになっただけマシかもしれない。それでも心は変わらないから、自分の中で消化していく温度だけが残って、寂しくて。それが変に心地よいときもあるんだけど。
諦められたら、人は終わりだと思ってたんだ。だから自分だけは何も諦めないでいようと思ってたんだ。
マイノリティであることは苦しいことかもしれないけれど、そうありたい自分もいるのかもしれないな。
必死で考えてる陰で、その相手は酒を飲んでるかもしれないし、やましいことをしているかもしれないし、駄菓子でも食いながらお笑いでも見てるかもしれない。そんなでも、必死で考えたいと思うだろうか。つまり、人に同じ熱量を求めてはいけないのだな。
許せないことや許されないことがあっても、自分だけなのだ。
フォーカスしない。病気からそれを学んだ。辛いことにフォーカスしない。悲しい気持ちにばかり目を向けない。時間は知らない間に過ぎていく。毎日何も変わらないことなんて、ない。
楽しいって思える人生にしたい。やっとここまで脱出した。
確実に良くなってる。確実に学んだことがある。もしかしたら、これを学ぶための病気や離脱症状だったのかもしれない。
そう思えたら、悪くないな。楽しい人生にする。やっともう少しでスタートラインだ。
コン