離脱症状備忘録。

コンです。

薬をやめられて良かったねと、整骨院の先生がいう。飲んでる子、沢山いるよ、と。ホントに、ずっと頭にモヤがかかったみたいで、楽しいこととかあんまりなかったり、薬飲んだ後記憶なかったり。悲しくなるのに怯えたり。そんな毎日だったから。今、とても安定してて、毎日が嫌じゃなくて、ごはんがおいしくて、景色がきれいだから。良かったんだなと思う。ホントに良かったんだと思う。

病気になった頃のこと、どんどん思い出せなくなってる。楽しかったことも、悲しかったことも。毎日毎日不安だったことも。死にたかったことも。薬を飲んだら一時的に楽にはなった。悲しいことも楽しいこともよくわからなくなった。だから生きられた。反動も大きくて、悪い時はもっと悪くなった。でもだんだん、思い出せなくなってる。時間が経ったってのも大きいんだろうな。

このブログは離脱症状の時に始めたから、薬やめてしばらくしてからだね。1番苦しい時だったかもしれない。睡眠薬をやめたら眠れなくなった。精神安定剤をやめると不安になった。緊張を緩める薬をやめると体がこわばった。なんとか整骨院に通ったり、色んな病院を転々としたり、別の病気かもしれないと検査しまくったりした。どうにかこうにか毎日をやり過ごしてた。出口も見えないトンネルを、すがるものもなく歩き続けた。だけどどこかから声が聞こえて。がんばれ、がんばれと。それは家族だったり、整骨院の先生だったり、友達だったりした。だから毎日を諦めずに、ここまで辿り着けたんだと思う。その先に何があるかなんて考えもしなかった。ここに辿り着いても、前以上に何かをしたいなんて思ったりもしない。求めてた普通はホントに普通で、でもそれがとても幸せなことなんだとわかる。

ここまで来られて良かった。年末だからか、急に反省会するんだよ。そして記録する。忘れないように。そんな過去があったことを忘れないように。ここで毎日楽しく生きて、どこかに記録することが、たった1人を救う日も来るかもしれない。そうなれるといい。

コン